GCW(Game Changer Wrestling)は、4月18日(金)ラスベガスのザ・パール・シアター・アット・ザ・パームスにて開催される「ジョーイ・ジャネラズ・スプリング・ブレイク9(JJSB9)」で、鈴木みのる vs. マット・トレモントがおこなわれることを発表した。

日本のプロレス界を代表するストロングスタイルの象徴・鈴木みのると、GCWウルトラバイオレント王座 を戴冠するデスマッチ王者・マット・トレモント。この異なるスタイルを持つ2人が、初めてリングで激突する。
果たして、プロレスの概念を超えた戦いはどのような展開を迎えるのか?
ストロングスタイルの鬼・鈴木みのる
鈴木みのるは1988年に新日本プロレスでデビューし、UWFやパンクラスで総合格闘技を取り入れたファイトスタイルを確立。関節技、打撃、そして独特のプロレス観を武器に、IWGPインターコンチネンタル王座、GHCヘビー級王座、三冠ヘビー級王座 など、数々のタイトルを獲得してきた。
国内外で高い評価を受けており、AEWやImpact Wrestlingにも参戦。ジョン・モクスリー、ブライアン・ダニエルソンらと激闘を繰り広げたことでも知られる。プロレスにおいて「技術と精神力こそが最重要」と考えるみのるが、デスマッチを主戦場とするトレモントとどう戦うのかが注目される。
デスマッチの象徴、マット・トレモントが王者として挑む!
対するマット・トレモントは、アメリカのインディープロレスシーン、特にデスマッチ分野で長年活躍してきたレスラー。現在はGCWウルトラバイオレント王座 を保持しており、デスマッチ界のトップに君臨している。
「コンバット・ゾーン・レスリング(CZW)」や「ゲーム・チェンジャー・レスリング(GCW)」、「フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング・エクスプロージョン(FMW-E)」などで数々の壮絶な試合を経験。有刺鉄線、ガラスボード、蛍光灯、カミソリボード など、数多くの凶器を駆使するスタイルで、多くのファンから熱狂的な支持を得ている。
2016年にはCZWの「トーナメント・オブ・デス」で優勝し、”キング・オブ・デスマッチ” の称号を獲得。2025年にはGCWウルトラバイオレント王座を戴冠し、王者としての実績をさらに積み重ねている。
異なるスタイルのぶつかり合い
この試合の注目ポイントは、「ストロングスタイル vs. デスマッチ」 という異なるプロレス文化の対決である点だ。
- 鈴木みのる は関節技や打撃を主体とするストロングスタイルを持ち味とし、相手の動きを封じる戦術を得意とする。
- マット・トレモント はデスマッチならではの耐久力と狂気を武器に、流血を厭わないスタイルで戦う。
試合形式はまだ発表されていないが、もしデスマッチルールが採用されれば、みのるが普段とは異なる戦い方を求められることになる。逆に、純粋なレスリング技術での勝負になれば、トレモントがどこまで適応できるのかが試される。
ストロングスタイルの象徴 vs. デスマッチ王者の一戦の結末は、GCWマットにどんな影響を与えるのか?
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