2025年4月17日、ネバダ州ラスベガスのパームズ・カジノ・リゾート内パール・シアターで開催された「ザ・コレクティブ2025」レスリングショーケースの一環として、DEFYレスリングの「リビング・プルーフ」イベントが行われました。この大会注目の一戦となったKENTAとマンス・ワーナーの対決は、熱い展開で観客を魅了しました。

試合開始直後から両者は火花を散らし、額をつき合わせるとすぐさまフォアアームの激しい交換に。KENTAは早々にリング外へと戦いを持ち込み、リングサイドで得意のキックを連打。
観客の目前での殴り合いは激しさを増し、2人は客席にまで戦いの場を拡大。試合開始約5分が経過したところで、ステージ上で椅子で殴り合い、そこから椅子に座ったままビンタの応酬に会場は沸き立ちました。
they BEATING @ManceWarner @KENTAG2S @defyNW @collective2025 #DefyProof pic.twitter.com/ayrFigO5Dp
— Scott Effinger スコット・エフィンガー (@circlescott2) April 17, 2025
リングに戻ると、KENTAはマンスを開いた椅子にパワースラムで叩きつける。さらにコーナーでドロップキックを決める。今度はマンスが反撃に転じてKENTAの頭部を椅子で強烈に殴打。これに対しKENTAはファルコンアローからのニアフォール、続いてトップロープからの胸部へのダブルフットストンプと得意技を繰り出します。
11分頃には今度はマンスがチョークスラムで反撃。さらに頬へのスティフなランニングニーを決めて、再びニアフォールに持ち込みます。
試合終盤、両者は張り合いの応酬、そこからマンスがレフェリーを押しのけて一時的に視界を遮るも、この隙をついたKENTAは逆にローブロー(股間攻撃)を放ち、続けて代名詞であるGo To Sleep(GTS)でフィニッシュ。見事ピンフォール勝ちを収めました。
この試合はKENTAにとって、DEFYワールドチャンピオンシップをリッキー・スタークスに敗北して以来のDEFYレスリングへの復帰戦の一つとなりました。リッキーはその後WWE NXTと契約したことでタイトルは空位となり、この日クラーク・コナーズがトーナメントを勝ち抜いて新チャンピオンに輝いています。
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