2025年4月、GCW「ジョーイ・ジャネラ・スプリングブレイク9」で、アレック・プライスとジョーダン・オリバーが新チームとしてGCWタッグ王座を奪取し、話題を呼びました。

両者は以前から、それぞれ異なるパートナーと共にタッグ戦線で活躍してきた実績があります。プライスはコール・ラドリックと「ガーベージ・ダディーズ」として、オリバーはニック・ウェインとの「イーストウエスト・エクスプレス」として、長期にわたりチーム活動を展開してきました。
しかし、ラドリックの突然の欠場によりプライスが一時的にパートナーを失い、そこに膝の負傷から復帰したオリバーが合流。この2人が新たにタッグを組み、バイオレンス・イズ・フォーエバーを撃破して王座を手にしました。
この新たなタッグチームは「YDNP」と名付けられています。これは「Young, Dumb N’ Price」の略で、両選手のバックグラウンドとスタイルを反映したネーミングです。
YDNPという名称は、ジョーダン・オリバーが過去に所属していたユニット「Young Dumb N’ Broke(YDNB)」から着想を得ています。YDNBは2018年頃、CZW(Combat Zone Wrestling)にてオリバー、チャーリー・タイガー、エリス・テイラー、グリフィン・マッコイらによって結成された若手主体のグループでした。
今回のチーム名では、「Young Dumb」の部分をオリバーが継承し、パートナーであるアレック・プライスの名前「Price」を加えることで、両者の歩みを象徴するような形で再構成されています。
なお、2025年5月現在、ジョーダン・オリバーのInstagramプロフィールには「#YDNB」や「#845 Pro Wrestler」といったハッシュタグが記載されています。
「845」はニューヨーク州ニューバーグ(Newburgh)の市外局番であり、オリバーの出身地を表しています。これらのタグからは、彼が自身のルーツやこれまでのキャリアを大切にしていることがうかがえます。
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