JCW解雇処分を受けたマッドマン・ポンドは9月9日にルイビルのLouisville Comedy Clubでスタンドアップ・コメディに挑戦しました。
事前の告知はまるでポンド単独のデビュー公演のように見えるほど大々的で、ファンの期待を大きく煽るものでした。
しかし実際には、約20人が出演するオープンマイクのひと枠として登場したのが真相です。
それでも当日の会場は特別な空気に包まれました。
通常の出演者は4分間の持ち時間でしたが、ポンドには特別に6分が与えられ、最初の一言から観客の笑いをさらいました。
ネタは下品で過激ながらも、巧みなストーリーテリングで観客を引き込み、レスラーとしての存在感を見事に舞台へと転化させました。
観客の3分の1はポンドを目当てに来場したとされ、OVWのジョー・ウィーラーや世界的写真家スコット・ローマーら関係者も集まりまったそうです。
クラブ側もその影響力を評価し、ポンドに次回以降のオープンマイクでMCを務めるよう依頼したことが明らかになっています。
事前の告知は実際よりも大きな舞台を予感させましたが、結果としてポンドは期待を裏切るどころか、オープンマイクという枠を超えて存在感を示しました。
プロレスラーとしてのキャラクターとコメディの舞台とのギャップが強い印象を残し、リングの外でも「面白い男」であることを証明した形です。
(Eat Sleep Wrestle)
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