元WWE女子スターのゲイル・キムがデスマッチ否定発言をSNSに投稿し、大きな論争が勃発しています。
発端となったのは、ゲイルが投稿した「私はデスマッチが嫌い。昔からそう。でもプロレスは主観的なものだから意見が分かれるのも自然」というコメントでした。これに対しGCW代表のブレット・ローダーデイルが即座に反応します。「ゲイルを嫌ってはいないが、アル・スノーやジム・コーネット、ダッチ・マンテルと同じように”デスマッチ=くだらない”という古臭い批判を繰り返すのは残念だ」と不満を表明しました。
I like you Brett as well. I said I would watch the doc and give it a chance. I dislike death matches and always have. Like I’ve said before wrestling is subjective. I also like dutch, Jim Cornette & Al.This is what’s so great about debates and conversations. We can all have a say https://t.co/j9vwNCpoIb
— Gail Kim-Irvine (@gailkimITSME) September 22, 2025
ローダーデイルの発言に名物評論家ジム・コーネットが参戦します。「デスマッチはゴミだ。やるのも持ち上げるのもゴミ人間だ」と痛烈に批判し、「ゲイルは15分の試合で彼らの一生分以上の才能を見せている」と強くゲイルを擁護しました。するとローダーデイルが再び応酬に出ます。「GCWはスモーキー・マウンテン・レスリングより成功している。それがコーネットや信者を苛立たせる」と挑発的な発言で対抗しました。
ここで言及されたスモーキー・マウンテン・レスリング(SMW)は、ジム・コーネットが1991年に設立した団体です。南部テリトリー色の強い伝統派プロレスを展開しましたが、財政難により1995年に活動を終了しています。一方のGCWは2010年代以降に頭角を現し、デスマッチやインディーらしい実験的カードで人気を獲得しました。現在ではアメリカを代表するインディー団体のひとつに成長しています。
ローダーデイルの発言は「自分たちのGCWは、かつてコーネットが運営した団体よりも成功している」という誇りと挑発を込めたものといえるでしょう。SNS上では「デスマッチ擁護のGCW派」と「デスマッチ批判のコーネット派」の対立が鮮明となり、議論はさらに加熱しています。
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