9月末にNOAH退団を発表した潮崎豪。重いチョップと王道プロレスを体現してきた男は、次にどこへ向かうのか注目を集めています。その想像のひとつが、アメリカのインディー最大手GCW(Game Changer Wrestling)参戦です。
潮崎豪選手 契約満了のおしらせ
— プロレスリング・ノア |PRO WRESTLING NOAH (@noah_ghc) September 30, 2025
このたび潮崎豪選手からの申し入れを受けて協議をいたしました結果、プロレスリング・ノアとの契約を更新せず、本日をもちまして契約満了となりましたことをお知らせいたします。
2025年9月30日
株式会社CyberFight/プロレスリング・ノア#noah_ghc pic.twitter.com/cyahdgO4f9
月末にNOAH退団を発表した潮崎豪。重いチョップと王道プロレスを体現してきた男は、次にどこへ向かうのか注目を集めています。その想像のひとつが、アメリカのインディー最大手GCW(Game Changer Wrestling)参戦です。
GCWはデスマッチのイメージが強い団体ですが、実際には国際的なスターを招聘し、話題性あるカードを数多く実現してきました。日本からもすでに多くのメジャー団体の選手が参戦しており、潮崎が登場する下地は整っているといえるでしょう。
例えば新日本プロレスからは鈴木みのるが2018年のBloodsportでマット・リドルに勝利し、その後もニック・ゲージやジョーイ・ジャネーラと激闘を展開しました。エル・デスペラードは2023年「Cage of Survival 2」でデスマッチに挑み、現地ファンを驚かせています。飯伏幸太も2023年「Josh Barnett’s Bloodsport 9」に参戦し、マイク・ベイリーをKOするなど強烈な印象を残しました。さらにサイバーファイト系からは東京女子プロレスの伊藤麻希や山下実優、DDTの竹下幸之介やMAOらがGCWのリングで戦っており、日本のメジャー団体勢が同団体に登場するのは珍しいことではありません。
この流れを踏まえれば、潮崎豪がGCWに姿を現す可能性も十分に考えられます。スタイル的にはデスマッチよりも、ストロングスタイルやBloodsportの舞台でこそ真価を発揮するでしょう。ジョシュ・バーネットとの格闘色の強い一戦、マット・カルドナとの対決、あるいはジョーダン・オリバーやマーカス・マザースなどとの世代交代劇。どのカードも観客の想像力をかき立てるはずです。
“I AM NOAH”を掲げて団体の象徴となった潮崎が、もしアメリカで“I AM INDIE ICON”を打ち出すとしたら――それは単なるゲスト参戦ではなく、日本の王道プロレスがインディー最前線に突きつける新たな基準となるかもしれません。
過去に日本のメジャー団体勢がGCWに参戦した実績があるからこそ、潮崎豪の参戦も十分に現実味を帯びている。もっとも、現時点では想像の域を出ないが――。
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