インディーレスリング界に、新たな殿堂入りの英雄が誕生します。現地時間4月7日、Indie Wrestling Hall of Fameで、「空飛ぶアラビアン」サブゥーの殿堂入りが発表されました。
1991年、サブゥーは日本のFMWに来日し、ザ・シークとタッグを組んで注目を集めました。彼の戦闘スタイルは、テーブルや椅子を武器にした過激なラフファイトと、自らの身体を張った「自虐的パフォーマンス」で知られています。特に、テーブルへの衝撃的なムーンサルトは、日本のプロレスファンの心を掴み、後の世代に大きな影響を与えました。その後、新日本プロレスにも参戦し、IWGPジュニアヘビー級王座も獲得しました。
海外では、1993年にECWでデビュー後、瞬く間にトップスターの地位を確立。ECW世界ヘビー級王座を2回、ECW世界TV王座、そしてロブ・ヴァン・ダムとのタッグチームでECW世界タッグ王座を2回獲得するなど、数々の栄冠を勝ち取りました。彼のハードコアスタイルは、ECWそのものを象徴する存在となったのです。
2004年、全身に謎のウイルスに感染し、一時は競技生活が危ぶまれましたが、サブゥーは驚異的な回復力で復帰。TNAやWWEなど、多くのプロモーションで活躍し続けました。2023年にはAEWにも登場し、現役ファンを再び沸かせています。
現在、サブゥーは自身の最後の試合を2024年に計画しているといわれています。殿堂入りという栄誉と共に、伝説のレスラーとしての最後の輝きを放とうとしているのです。
“実は最終戦の準備をしているんだ。7月かそれ以降にファイナルマッチをやりたいんだ。「おそらくヴァン・ダムとの試合になるだろう。ヴァン・ダムが有刺鉄線マッチをやりたいと言っているのを聞いた。彼のラストマッチと私のラストマッチを有刺鉄線マッチにしたいと。私は『ああ、何でもいい。それでいい』と思った。私はむしろ普通の試合で彼と闘いたい。もっといい試合をしたい。有刺鉄線マッチはギミックだ。ギミックはいらない。ギミックは私の最後の試合だ」。
https://www.fightful.com/wrestling/sabu-wants-have-his-final-match-2024-would-prefer-face-rob-van-dam
殿堂入り以外にも彼自身の最後に向けて計画を練っているようです。
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