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【GCW】GCWオーナー ブレット・ローダーデール氏が語る今後の展望と戦略 – 「Business of the Business」ポッドキャストより

GCW(Game Changer Wrestling)代表のブレット・ローダーデール氏が、業界における現状や今後の展望について「Business of the Business」ポッドキャストで語りました。今回は、その内容を振り返りつつ、同団体の動向を掘り下げます。

ブレット・ローダーデール
ブレット・ローダーデール



GCWを取り巻く現状とハマーシュタイン・ボールルーム興行

GCWは、インディープロレス界で独自のポジションを築き上げてきましたが、競争が激化する中で新たな挑戦に直面しています。その象徴が、来年1月19日に開催予定の「ハマースタイン・ボールルーム興行」です。

AEWは最近、12月にニューヨーク市のハマースタイン・ボールルームで3夜連続の興行を行うことを発表しました。金曜日から日曜日にかけて、ROHのPPV、AEWコリジョンのライブ、そしてAEWダイナマイトの収録が行われる予定です。

しかし、同会場では既にGame Changer Wrestling(GCW)が1月19日に興行を行うことを発表していました。GCWのオーナーであるブレット・ローダーデールは、自身の興行の1ヶ月も前ではない時期にAEWが興行を行うことについて、インディープロモーションである自社にとって好ましくない状況だとして以下のように語りました。

「私はトニー・カーンと個人的な付き合いはありませんし、彼らのスタッフのことも、私たちに意図的に損害を与えようとするようなことをするとは思えないほど、よく知りません。
ただし、従来のエチケットとしては、同じ会場での興行には一定の期間を空けるというものがあります。そういったルールは必要なのでしょうか?多くの場合、これは暗黙の了解であったり、時には明文化されたルールとなっています。おそらくAEWが会場と契約を結ぶ際には、30日か60日以内に他のプロレス興行を行えないという条項が含まれているはずです。これはプロレス業界では一般的な慣行であり、エンターテインメント業界全般でもこのような明文・暗黙のルールが存在します。」



「彼らがGCWに打撃を与えようと意図的にそうしたとまでは言い切れません。ですが、少々礼を欠いた行為だったかもしれません。彼らは無限のリソースを持つ巨大企業で、毎週複数のテレビ番組を制作しているわけですから、いつでも好きな時に興行を打てるはずです。12月や1月である必要はなく、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月でもよかったはずです。毎月でも開催できたでしょう。しかし彼らは、私たちの興行の30日以内となる12月下旬を選んだわけです。これは私たちにとって決して良い状況とは言えません。」



「ハマースタイン・ボールルームでプロレスが見られるからという理由だけで私たちの興行に来てくれる人たちは、もう期待できなくなりました。そのため、私たちは人々の心を掴まなければなりません。カードを売り込む必要があります。そしてもちろん、この会場の名声にふさわしい、注目に値するカードを組まなければなりません。チケットを買ってもらわなければならない。それが私たちの計画です。現在取り組んでいるところです。アイデアもあります。今週末にはその全体像が少し見えてくると思いますし、残りの部分も揃えようと努力しているところです。」

新たな挑戦と成功への布石

GCWは、伝統的なインディー団体の枠を超え、新しい市場への挑戦を続けています。その中でも注目されるのが11月23日に開催する「アメリカンドリーム・モール興行(DREAM ON)」です。

アメリカンドリーム・モール興行 – 大規模施設での新たな試み

この大規模エンターテインメント施設での興行には、FanFestの開催も予定されています。さらに、カート・アングル、ミック・フォーリー、JBLといった著名レスラーが参加することで、幅広いファン層の関心を引きつけています。

ローダーデール氏によると、チケットはほぼ完売しており、追加販売も検討中とのことです。こうした盛況ぶりは、GCWのブランド力が着実に向上している証と言えるとのこと。

Trillerとの契約 – 安定した基盤の構築

また、GCWは動画配信プラットフォームTrillerと年間75興行の契約を締結。安定した活動基盤を築きながらも、視聴者数が増加している点についても自信をのぞかせているとのこと。



困難を乗り越える柔軟性

ローダーデール氏は、予期せぬ困難に対しても冷静に対応する姿勢を見せました。特に、ソーヤ・レックの突然の引退や、Nick Gage Invitational(NGI)におけるニック・ゲージ不在の影響についても、前向きに捉えているようです。

ソーヤ・レックの引退とサポート

ソーヤ・レックの引退について、ローダーデール氏は驚きを隠せない様子でしたが、彼女の新たな挑戦を全面的に支持する姿勢を示しました。

WWEとの関係と可能性

WWEとの日常的な業務上の関係はないものの、必要に応じて連絡を取り合っているとのことです。WWEが若い才能をGCWのようなインディー団体に派遣することのメリットについて言及しています。



今後の展望 – 国内外での拡大

最後に、GCWはアメリカ全州での興行開催を目標に掲げており、さらにフランスやイギリスなど海外進出も視野に入れています。特に、Insane Clown PosseのViolent J氏との抗争が「Gathering of the Juggalos」で展開される可能性についても触れ、ファンの期待を煽っています。

引用元: 「Business of the Business」ポッドキャスト

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