東京女子プロレス退団後、初のGCWマットで伊藤麻希がドラマチックな勝利を飾りました。
GCW(Game Changer Wrestling)が現地時間11月7日、米コネチカット州ハートフォードのザ・ウェブスター・シアターで『You Wouldn’t Understand 2025』を開催しました。この大会には、東京女子プロレスを退団した伊藤麻希が久々に参戦。第3試合でケリー・モートンと対戦しました。

伊藤はMDKのテーマ曲に乗せ、トレードマークのピザカッターを手に登場しました。試合が始まると、髪を掴んでコーナーへ押し込もうとするモートンに対し、伊藤はエルボーの連打から腕を掴んでのエルボーで応戦します。序盤からお互いに一歩も譲らない激しい攻防が展開されました。
モートンは観客のブーイングを浴びながらも、バックドロップやスリングショット式ブレーンバスターで伊藤を攻め立てます。それでも伊藤は反撃の機会を逃しませんでした。コーナースルーを反転させてフェイスウォッシュを叩き込むと、スピニングDDT、ビッグヘッドバット、そしてコケシと得意技を次々と繰り出していきます。しかしモートンもカウント2で返すなど、試合は一進一退の攻防が続きました。
試合は終盤、予想外の展開を見せます。伊藤が持ち出したピザカッターをモートンに奪われてしまうと、モートンはレフェリーを押しのけてピザカッターを使おうとしました。その瞬間、バックステージから父のリッキー・モートンが登場します。父子の小競り合いが始まり、リッキーがケリーをプッシュした隙を突いて、伊藤が背後からスクールボーイで丸め込み3カウント。見事勝利を収めました。
試合後、伊藤はリッキー・モートンと共に勝ち名乗りを受けました。久々のGCW参戦で幸先の良いスタートを切った伊藤の今後の活躍に期待が高まります。
【関連記事】あわせて読みたい



