GCWのレジェンドであるニック・ゲージがBZWフランス大会を欠場し、主催団体が謝罪と返金対応を発表しました。

GCWを代表するデスマッチレスラーとして長年活躍してきたニック・ゲージが、現地時間9月27日にフランスで行われたBanger Zone Wrestling(BZW)の大会「Just An Illusion」を欠場しました。米プロレス専門メディア PWPonderings によれば、BZWは公式X(旧Twitter)を通じて、ゲージが出演契約を履行しなかったことを発表し、観客やファンに謝罪。さらに、ミート&グリート付きチケット購入者に対して返金対応を行うと案内しました。
ゲージは2025年8月に1年ぶりにGCWマットへリターンしました。かつてほどGCWの中心的存在ではなく、その他インディーにも限定的に出場しています。しかしそのカリスマ性と「MDK Army」の象徴的立場から、欧州ファンにとっても大会の目玉として期待されていました。
今回の欠場は直近の事例とも重なります。2025年8月には米ミシガン州で行われたRuthless Pro Wrestling「King Of The Kill 3」を欠場しながら、同日にGCW「Homecoming」へ登場していたことがファンの間で議論を呼びました。続けて起きた今回の不参加により、ブッキングの信頼性への不安がさらに強まっています。
フランス大会はBZWにとって重要な興行のひとつであり、ゲージ参戦の告知は集客の柱でもありました。欠場による影響は大きく、団体は返金対応を迅速に打ち出しましたが、ゲージ本人からの声明は現時点で出ていません。
ニック・ゲージは現在GCWの看板選手ではないものの、団体史を語る上で欠かせないレジェンド的存在です。今回の件は本人だけでなく、海外インディー団体が大物レスラーを招聘する際のリスクを浮き彫りにする出来事となりました。
今後の欧州インディーシーンにおけるブッキングの在り方や、ゲージ自身の活動姿勢が注目されます。
(PWPonderings)
【関連記事】あわせて読みたい

