ニック・ゲージ （Nick Gage）

GCW（Game Changer Wrestling ）で活躍するプロレスラー「ニック・ファッキン・ゲージ」ことニック・ゲージの選手紹介ページです。

ニック・ゲージは、1980年ニュージャージー州生まれのプロレスラーです。1999年、CZW（Combat Zone Wrestling）でデビューを飾り、その後デスマッチスタイルの第一人者として頭角を現しました。

特筆すべきは、アメリカのデスマッチトーナメント「ビッグスリー」制覇という偉業です。これは彼唯一人の快挙であり、「ウルトラバイオレントアイコン」としての地位を不動のものとしました。

GCW（Game Changer Wrestling）では、世界王座を722日間保持するという記録を打ち立て、この記録は現在も破られていません。団体の顔として絶大な存在感を放ち、デスマッチスタイルの普及とGCWの人気向上に大きく貢献しました。

ここではニック・ゲージのプロフィール、経歴、キャリア、必殺技、タッグチーム、入場テーマ曲、試合動画、エピソードなどを紹介します。

ニック・ゲージプロフィール

項目	情報
名前	ニック・ゲージ (Nick Gage)
本名	ニコラス・ウィリアム・ウィルソン (Nicholas William Wilson)
生年月日	1980年9月22日
出身地	ニュージャージー州ナショナルパーク
身長	178cm (5フィート10インチ)
体重	98kg (217ポンド)
デビュー	1999年2月13日
所属団体	ゲームチェンジャーレスリング (GCW)
トレーニングを受けた場所	CZWレスリングスクール、ジョン・ザンディグ

ニック・ゲージ獲得タイトル

シングル王座

団体	タイトル
GCW	GCW世界王座 (3回)
GCW	GCWウルトラバイオレント王座
CZW	CZW世界ヘビー級王座 (4回)
CZW	CZWアイアンマン王座 (2回)
CZW	CZWインタープロモーショナル・ハードコア王座
AIW	AIWアブソリュート王座
CZW	Ultraviolent Underground王座 (2回)
IWA Mid-South	IWA Mid-Southストロングスタイル王座
IWA	IWA世界王座
OPW	OPWヘビー級王座
Horror Slam	Horror Slamデスマッチ王座

タッグ王座

団体	タイトル	パートナー
GCW	GCWタッグ王座	マット・トレモント
CZW	CZWタッグ王座 (5回)	ジャスティス・ペイン
CZW	CZWタッグ王座	ネイト・ヘイトリッド
CZW	CZWタッグ王座	ネイト・ヘイトリッド
CZW	CZWタッグ王座	ザンディグ
JAPW	JAPWタッグ王座	ネクロ・ブッチャー
IPW	IPWタッグ王座	ジャスティス・ペイン
BJW	BJWタッグ王座	ザンディグ

優勝したトーナメント

トーナメント名	開催日
Nick Gage Invitational 4	2019年9月21日
King Of The Death Matches 2018	2018年5月18日〜2018年5月19日
Tournament Of Survival 2	2017年6月3日
Tournament Of Death Vs. Gorefest	2010年11月7日
Tournament Of Death V	2006年7月29日

ニック・ゲージ過去の参戦団体

AAW Wrestling
AEW (All Elite Wrestling)
AIW (Absolute Intense Wrestling)
Bar Wrestling
Beyond Wrestling
BLP (Black Label Pro)
CZW (Combat Zone Wrestling)
DEFY Wrestling
DPW (Deadlock Pro Wrestling)
FIST Combat
FREEDOMS
GCW (Game Changer Wrestling)
H2O Wrestling
Horror Slam
ICW (Insane Championship Wrestling)
ICW No Holds Barred
IWA Mid-South
NOVA Pro Wrestling
PWG (Pro Wrestling Guerrilla)
REVOLVER Wrestling
VxS (Violence x Suffering Wrestling)
WrestlePro

ニック・ゲージエピソード

ニック・ゲージは、兄クリストファー・ウィルソン（リングネーム：ジャスティス・ペイン）と共に幼少期からプロレスを学び、兄弟の絆を通じて技術や精神を磨き、キャリアの基盤を築くうえで大きな支えとなった。
アメリカのデスマッチ三大トーナメントであるCZWトーナメント・オブ・デス、IWAミッドサウス・キング・オブ・ザ・デスマッチ、そしてGCWトーナメント・オブ・サバイバルを全て制覇した唯一のレスラーとして知られ、その偉業はデスマッチレスリング界の伝説として語り継がれている。
2009年にはCZWの殿堂入りを果たし、その年の6月6日にはCZWトーナメント・オブ・デス8においてサムタック・ジャックとの試合中に蛍光灯で動脈を切断する重傷を負い、命の危機に瀕するも驚異的な回復を見せて再びリングに戻り、その不屈の精神はファンや業界関係者に大きな感動を与えた。
2010年には約10年ぶりに大日本プロレスへ参戦し、葛西純ら日本のトップデスマッチレスラーとの激しい戦いを繰り広げ、国際的なデスマッチレスリングの発展に寄与する存在となった。
2011年に銀行強盗の罪で逮捕され、5年間の服役生活を送った後、2016年にプロレス界へ復帰し、ファンからの支援や励ましを受けながらキャリアを再開し、デスマッチスタイルの復興とインディペンデントシーンの発展に大きく貢献した。
GCW（Game Changer Wrestling）において、彼は722日間もの長期間にわたって世界王座を保持し、その記録は団体の象徴としての彼の存在感を裏付けるものであり、GCWの人気を押し上げる原動力ともなった。
2021年にAEW（All Elite Wrestling）へ登場し、クリス・ジェリコとの試合でプロレスファンやメディアの注目を集め、メインストリームにデスマッチスタイルを広める機会を得ることで、インディペンデントレスラーとしての影響力をさらに高めた。
2024年8月、大会直前にオーナーより無期限欠場が発表され、彼の突然の不在はファンに衝撃を与えたが、これまでのキャリアとともに彼の復帰を期待する声が多く寄せられている。