GCWが現地時間12月7日にロサンゼルスで開催した「GCW High」で、マット・トレモントがダミアン666との初対戦に挑み、UV王座の初防衛に成功した。試合後、両者が握手を交わすと観客から紙幣がおひねりのように投げ込まれ、リングは称賛の空気に包まれた。

ダミアン666はメキシコを代表するルチャリブレのベテランで、40年以上にわたって北米・中南米の主要団体で活躍してきた。悪魔的キャラクターと独自の荒々しいスタイルで知られ、アメリカではWCWに参戦し、日本でもFMWへ来日。過激なハードコア路線が続いた当時のFMWでもしっかりと存在感を発揮し、多くの日本のファンに名前を刻んでいる。
そのダミアン666との初対戦を終えたトレモントは、試合後のSNSで「19年間のキャリアで多くのレジェンドと戦ってきたが、この一戦は特別だった」と語った。デスマッチの象徴として支持されるトレモントが、年齢も文化も異なる大先輩への深い敬意を示したコメントは印象的だ。「こうした機会を今も得られるのは名誉だ」と続け、リングで感じ取った重みを素直に表している。
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