GCW(ゲーム・チェンジャー・レスリング)は、現地時間2025年6月8日(日)にアトランティックシティで開催されるデスマッチ興行「ケージ・オブ・サバイバル 4(Cage of Survival 4)」にて、ミエド・エクストレモとシクロペによる一騎打ちを正式発表した。

そもそもロス・マシゾスとは?

ロス・マシゾスは、ミエド・エクストレモとシクロペによって結成されたメキシコ出身のデスマッチ系タッグチーム。DTU(Desastre Total Ultraviolento)などの母国団体を中心にキャリアを積み、過激な武器攻撃とタフネスを武器に存在感を確立。
2018年頃からはアメリカのGCWに継続参戦し、蛍光灯、有刺鉄線、ガラス板などを駆使した壮絶なタッグマッチで観客を魅了した。GCW世界タッグ王座を2度獲得しており、団体を代表するデスマッチユニットとしてその名を轟かせてきた。
また日本でも、2018年以降はFREEDOMSを中心に定期参戦。葛西純や竹田誠志、佐々木貴らとの死闘を繰り広げ、日本のデスマッチファンからも厚い支持を得ている。
約1年にわたる因縁の流れ
GCW世界タッグ王座奪還に失敗し完全崩壊
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2人の関係に亀裂が入ったのは、2024年8月の「GCW HOMECOMING WEEKEND」がきっかけだった。
8月25日のカークスとの試合でシクロペが敗れた直後から不穏な空気が流れ、翌26日のGCW世界タッグ王座戦では、ミエドがシクロペのタッチを拒否してリングを降りるという衝撃的な行動に出る。そのまま孤立したシクロペが敗退。試合後には椅子攻撃まで加え、長年続いたタッグはここで完全に崩壊した。
「15年間共に戦ってきたが、もっと早く決断すべきだった」
その後、2024年9月14日の「GCW Bad One」では、ミエドがリング上で「15年間共に戦ってきたが、もっと早く決断すべきだった」と発言し、裏切りを自ら語った。シクロペは試合を要求するも、ミエドは拒否して退場。
ミエドが試合へ乱入しシクロペを暴行
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さらに2024年10月開催の『GCW Blood on the Hills 3』では、山下りな vs シクロペ戦の終盤にミエドが乱入。シクロペの腕を拘束したまま一方的に攻撃を加え、試合をノーコンテストで終わせた。
忘れたころにミエド突然の凶行
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そして迎えた2025年4月、『Joey Janela’s Spring Break: Clusterfuck Forever 2025』の9WAYスクランブル・ケージマッチ中、突如乱入したミエドは金網最上段のシクロペを場外のスパイダーネットに叩き落とす暴挙に出る。
かつてGCWを代表する名タッグだった2人が、いまや金網の中で決着を迎えようとしています。
一体どんな結末を迎えるのでしょうか。
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